【要約・感想】ピーター・ドラッカー『「経済人」の終わり』―「経済人」の次が何かは80年以上経った今も宿題 (6日前)
《要点》◆ファシズム全体主義に特有の新しい症状は次の3つである。①ファシズム全体主義は積極的な信条を持たず、他の信条を攻撃し、排斥し、否定する。②ファシズム全体主義は、ヨーロッパ史上初めて、政治と社会 (...続く)
【要約・感想】プラニク・ヨゲンドラ『日本に導かれた運命』―日本の多文化共生を阻んでいる価値観とは? (20日前)
著者のプラニク・ヨゲンドラ氏(通称よぎさん)は、インドの大学で日本語とITを学んで1997年に日本に留学しました。インドの日系企業に勤めた後、2001年にIT技術者として来日し、みずほ銀行や楽天銀行で (...続く)
【要約・感想】国分裕正『人が集まる場所をつくる―サードプレイスと街の再生』―「統一的なビジョン」はまちづくりに必要か? (24日前)
《要点》◆まちづくりというものは、その地域の歴史や風土、文化が息づいているべきである。その地域を見て、人の話を聞き、そこにしか存在しない魅力を掘り下げながら、まちづくりの方向性であるグラウンドデザイン (...続く)
【要約・感想】内田樹『街場の米中論』―米中を同床異夢にとどめ置くことが日本の役割 (35日前)
《要点》◆現在の世界政治のアクターである全ての政治単位は、それぞれに「自分は地理的にどこを棲息地と定めているのか?」、「自分はどのような歴史的使命を果たすべく存在するのか?」についての深みのある集合的 (...続く)
【要約・感想】佐々木玲仁『結局、どうして面白いのか―「水曜どうでしょう」のしくみ』―臨床心理学の視点からアプローチした1冊 (40日前)
《要点》◆ある長い道のりの中で起きたことを、何が重要で何がそうでないかをその場では区別せずにそのまま記録していき、後からまとめて提示することで何らかの意味が立ち上がってくるという点では、「水曜どうでし (...続く)
12回目のコーチングを受けました (43日前)
僕が隔月で受けているコーチング、今回が12回目でした。ということは約2年にわたってコーチングを受けている計算になります。コーチはいつも、僕の中にあるもやもやした、時に相矛盾するような考えを多角的に評価 (...続く)
【要約・感想】今井晶也『セールス・イズ』―コンサル営業を超える営業はないものか? (46日前)
《要点》◆セレブリックス社の調査によると、提案型商材の場合、新規営業で商談に至ったお客様のうち、受注するお客様の割合は18%であり、実に82%のお客様は「買わない」。買ったお客様のデータよりも、買わな (...続く)
【要約・感想】鳥潟幸志『AIが答えを出せない問いの設定力』―本書に欠けている<if>という問いの視点 (49日前)
《要点》◆「Before AI」の時代には、①設定された課題に対して早く/正確に正解を導き、②正しい情報を意思決定者へ上げ、③組織の判断に沿って着実に成果を出すフォロワーシップが重要視された。組織内で (...続く)
【要約・感想】山崎義人他『はじめてのまちづくり学』―まちづくりの「STARサイクル」(試案) (53日前)
《印象に残った箇所》◆まちづくりとは、主役である市民たちが一定規模のまとまった集団(私たち)となって、自分たちが暮らし関わるまちの将来を自ら考え、行動するムーブメントといえます。まちづくりが「民主主義 (...続く)
【要約・感想】富松保文『アウグスティヌス』―「<私(自社)>を知る」とはどういうことか? (56日前)
《要点》◆聖書の「愛の賛歌」にはこんなくだりがある。「わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを〔鏡を通して、謎において〕見ている。だがそのとき〔完全なもの=神が来たとき〕には、顔と顔を合わせて見る (...続く)
【要約・感想】山本栄二『北朝鮮外交回顧録』―1990~2000年代の緊迫感が伝わる実録 (60日前)
《要点》◆1990年、北朝鮮は「第十八富士山丸事件」(1983年、冷凍運搬船第十八富士山丸が北朝鮮兵士の亡命を手助けしたとして、北朝鮮が船長他1人を抑留した事件)のカードを使って、自民党の金丸信元副総 (...続く)
【要約・感想】佐伯啓思『自由とは何か』―現代リベラリズムの弱点を突く1冊 (64日前)
《要点》◆最初に、自由をめぐる2つのジレンマを指摘したい。1つ目は、1990年代の経済構造改革や、2003年のイラク人質事件で見られた「自己責任論」についてである。自己責任論は、個人が自由を有する限り (...続く)
【要約・感想】垣内勇威『BtoBマーケティングの定石』―十数年前に僕が犯した失敗の原因が痛いほど解る (64日前)
《要点》◆マーケティングの理想形は、「顧客視点で顧客に価値を提供できている」状態である。マーケティングの導入には、顧客視点で組織を超える「世直し革命」が必要となる。ツール導入、データ統合、デザイン刷新 (...続く)
【要約・感想】小松理虔『新地方論』―こんな地方のまちづくりの物語を待っていた! (64日前)
《要点》◆【観光】昨今の地方観光は、顧客である大都市の方を向いて、「顧客が何をほしがっているか?」ばかりを意識している。地方都市は大都市が思うほどキラキラしていない。観光客には、地方都市で普通の生活を (...続く)
【要約・感想】高橋久一郎『アリストテレス』―「意志の弱さ」の原因を論理的に追求した1冊 (64日前)
《要点》◆「意志の弱さ(アクラシア)」とは、「そうしない方が善いと考えて、そうしないことができるはずなのに、そうしてしまう、あるいは、そうした方が善いと考えて、そうすることができるはずなのに、そうしな (...続く)
【要約・感想】高松平藏『ドイツの地方都市はなぜクリエイティブなのか』―「都市の社会性」を追求するのがドイツらしい (64日前)
ドイツのエアランゲンという地方都市に住む著者による1冊です。エアランゲン市の人口は約10万人ですが、大学町であり、シーメンス社が医療開発部門を置いています。市が経済政策として医療技術を推進しているだけ (...続く)
【要約・感想】ピーター・ドラッカー『新しい現実』―多元社会における政府はどこへ向かうのか? (64日前)
《要点》【第Ⅰ部:政治の現実】◆1873年のウィーン株式市場の崩壊によって、自由主義、自由放任の時代は終わりを告げた。同様に、1973年も「歴史の峠」であり、「政府による救済」(それが福祉国家によるも (...続く)
【要約・感想】吉川直人、野口和彦編『国際関係理論 第2版』―主要な8つの理論と僕の国際政治観について (64日前)
《要点》◆理論では「説明」と「理解」という言葉がよく用いられる。説明とは、経験的に出来事の原因と結果を関連づけることを言う。国際関係に客観的な現実が存在することを前提とする。パワー、経済、領土などの物 (...続く)
【要約・感想】ピーター・ドラッカー『断絶の時代』-4つの時代とその「次に来る時代」 (64日前)
《要点》【第Ⅰ部:企業家の時代】◆今日(※本書が発表されたのは1969年)の産業のほとんどは、第一次世界大戦以前の半世紀になされた発明・発見の延長線上にある。農業、鉄鋼業、自動車産業は、途上国ではこれ (...続く)
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