「なかよし」(講談社刊)に連載された高橋千鶴・佐山哲郎による少女漫画をスタジオジブリが映画化。

 

 

 

 

 

 

あの「ゲド戦記」の宮崎吾朗の2作目の監督作品で、製作と脚本を宮崎駿が担当しているジブリ作品です。

 

 

 

 

 

 

正直、宮崎吾朗監督デビュー作の「ゲド戦記」は観始めて10分程で「あれ?なんか違う」と思い(笑)途中で脱落してしまったくちで、この2作目を観るのもちょっと不安ではありましたがちゃんと最後まで観ることが出来た作品でした。

 

 

 

 

 

 

ジブリ作品だからなのか、意外とこの作品が好きという方も多いこの映画。前作に比べて遥かに作画や構成、絵のディテール等はさすがジブリと思える素晴らしさがありました。

 

 

 

 

 

 

ただやはり物語としての面白味が私にはあまり感じられず、主人公の恋の行方にもさほど感情移入が出来ませんでした。しかし、昭和38年という時代の空気感や普通の人々の生活等をあえてアニメにトレースした事で、より一つ一つの物事に新たな価値観を見出せるような作品に仕上がっていて、鑑賞後には心洗われる気持ちにさせられてしまうのでした。

 

 

 

 

 

 

この映画の最も好きな所、それは主題歌の「さよならの夏 〜コクリコ坂から〜」です(笑)。これは予告がテレビで流された時からジブリの映像にこの曲が流れた時点で、もうそれだけで最高!と思た私でした。

 

 

 

 

 

この手嶌葵さんが歌う主題歌以上に映画が感情を揺さぶってくれているだろうか? そこがこの作品に対する私の悩ましいところだったりするのです、、。

 

 

 

 

 

 

後にこの曲が森山良子さんのカバー曲だと知り、原曲を聴いてみたのですが、手嶌葵さんのウィスパーボイスとはまた違った魅力のある声で、こちらもかなりのお気に入りになりました。何故か私の涙腺に響くのですよね。

 

 

 

 

 

時代に媚びない独自の選曲センスのジブリ映画なのでした。

 

 

といったところで、また次回ですよ~! パー