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実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。
Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。
以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)
ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)
善光寺~長野地方気象台~長野市郊外 自転車でぐるり23Km。
— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) May 21, 2023
もしかすると雲海の底から見上げてる??・・・・善光寺平(長野盆地)にフタをするような雲?
最低気温は16.7℃(04時26分)で昨日とピッタリ同じ。
この雲がとれたらかなり暑くなりそうな?
予想最高気温は25℃・・・orz#善光寺 pic.twitter.com/GMwZUXpa5S
5月に入ってから、中部山岳や北海道で雪が降るような寒の戻りがありましたけど・・・
そんなことを忘れてしまいそうな暑さが続く5月中旬・・・そして今月も残り1週間。
週末に台風2号が発生し、新緑を楽しむ季節をジャンプして夏に突入する気配すら感じられます。
これは今日(22日)06時発表の台風進路予想に今夜(22日21時)と明日夜(23日21時)の予想天気を載せたもの。
ここ数日の空模様と台風の予想進路をリンクさせて考えたほうが分かりやすいかな?と考えて、「台風を東に転向させるとともに加速させる偏西風の位置」と「性質のことなる偏西風と梅雨前線の位置関係」を併せて表現してみました。
実はここ数年、TVの気象解説を見ながらあれこれ考えていたりするのですけど・・・
現時点の進路予想図を見せて「最新情報に注意してください」と言っても説得力無し。
かといって、各国の計算値(モデル)を並べて多数決的な話をするのは、スパコンの代弁者になっただけ。
いずれにせよ、こんなことばかりしているなら気象予報士なんていらないわけで・・・
とはいえ・・・ここにきて、ようやく台風2号の今後の進路の「シナリオ」が「おぼろげながら見えそうな状態」になってきました。
台風対策をするには会社が休みの週末に作業をしなくてはならない兼業農家の方々、早めに行動計画を練っておく必要がある方々、対策に時間がかかる方々・・・気象庁の進路予想の「その先」まで想定する必要がある方々は(Kasayanも含めて)大勢いらっしゃいます。
また、気象業務法では気象庁以外の者が台風進路予想を発表してはならないということが定められていると言っても・・世の中には「その先を見据えた計算値」が存在し、ネット上に公開されているわけですから、硬直的に「計算値に過ぎない、混乱を招くから計算値は公表できないようにすべきだ!」というのも愚かな考え方だと思います。
とすると・・・ネット上にあふれる情報の中から信頼に足る情報をピックアップし、読み取り方や考え方を整理して分かりやすく伝えるとともに、最新情報をチェックする際の視点を提示するのが気象予報士の解説者の仕事・・・じゃないのかな?なんて考えています・・・最近は。
というわけで、今日はネット上の計算値3つ・・・気象庁・米国気象機関(NOAA)・ヨーロッパ中期予報センターの計算値を見比べながら、気象庁の進路予想の「その先」の「考え方」「最新データをチェックする際のポイント」をピックアップしてみました。
まずは気象庁が普通の天気予報(短期・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スパコンの計算値)から。
これは大陸方面に西進した台風が、朝鮮半島付近に南下してきた上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の捕まり、東に転向しようとするタイミングにあたる31日21時の空模様。
この先の計算値は週間予報を越えた季節予報の区分になるので、週間予報の原材料として見ることができるギリギリの天気図。
図中には、ここまでの「天気変化のシナリオ」と「着目点」を書き込んでおきました。
あくまで「現時点の計算値」に過ぎませんけど、早めに計画修正が可能であれば、そろそろ最新データを追いかけ始めても良いタイミング。
着目点を意識しながら最新の計算値を追いかけるとともに、「何がどのように変化したのか?」を意識して、自分なりの新たな着目点を見つけていただければと思います。
続いて、米国気象機関発表のGFSモデルの台風2号の「計算値」。
台風が西進中の28日(日)21時と、台風が東に転向した後の31日(水)21時の空模様。
(図をクリックすると拡大します)
気象庁GSMモデルよりやや早めの進行が計算されていますけど・・・
①台風2号の発達に伴い太平洋高気圧が発達。
②発達する太平洋高気圧に北上~東進を阻止され大陸へと西進。
③上空の気圧の谷 東進に伴い偏西風が南下。
④南下した偏西風が台風を捕捉するため東に転向。
②発達する太平洋高気圧に北上~東進を阻止され大陸へと西進。
③上空の気圧の谷 東進に伴い偏西風が南下。
④南下した偏西風が台風を捕捉するため東に転向。
・・・というストーリーは気象庁GSMモデルとほぼ同様。
結果、着目点も同じ・・・特に意識するとしたらシナリオの進行速度というコトになりそうです。
続いてヨーロッパ中期予報センターの計算値。
(図をクリックすると拡大します)
こちらは米国GFSモデルと正反対・・・気象庁GSMモデルのシナリオより進行速度が遅いことが分かります。
ということは・・・A 台風の西進速度が遅い場合、B 西進中の台風の位置が南寄りの場合、あるいは C 上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)の深さが浅い場合、台風2号は偏西風の乗れず・・・大陸に進むか東シナ海上で迷走気味の動きをする可能性も考えられるということに?
まずは西進する台風の進行速度・・・シナリオの進行速度が大きなポイントになるようです。
・・・まあ、いずれも計算値に過ぎませんけど、「大雑把な流れ」は把握できる状況。
これから空間的、時間的にどこまで絞り込めるか?どこで予定変更、計画の変更の判断ができるか?ということでしょう。
なんだかまとまらない終わり方ですけど・・・今日も雑なままブログ更新を終えたいと思います。
府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): https://apps.ecmwf.int/webapps/opencharts
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http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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