Intelが、以前からある16ビットおよび32ビットモードをバッサリと切り捨て、64ビットモードのみで動作する命令セットアーキテクチャ「X86-S」の情報を公開したようです。この新しいアーキテクチャでは、従来の8086互換性を全て切り捨て、命令セットの変更が行われているようです。

では、この大胆な変更で、4つ程注目すべき点を、独断と偏見(?)で纏めてみましたw


【注目点】

1. 64ビットモードのみのサポート

新しい「X86-S」アーキテクチャは、従来の16ビットと32ビットモードを廃止し、64ビットモードのみで動作。これにより、より高度な処理能力とメモリアクセスが可能となる。

2. 命令セットの変更

「X86-S」アーキテクチャでは、従来の8086互換性を切り捨て、新しい命令セットが導入されることにより命令セットが変更される。

=>8ビットを無理くりに16ビット化したことにより、セグメントの概念が入ってきて、取り扱いが厄介になり、アセンブラでの開発に手間取ったことが蘇ってきました(笑)

3. Compatibility Modeの保持

Intelは、新しいアーキテクチャにおいて、従来の8086互換性を維持するために「Compatibility Mode」として、残すようです。

4. 高度な処理能力

64ビットモードにおける新しいアーキテクチャは、従来の16ビットおよび32ビットモードと比較して、より高度な処理能力を持つことになります。これにより、より大規模で複雑な計算やアプリケーションの実行が更に効率よく処理される。

バッサリと従来の8086互換性は切り捨てるにもかかわらず、「Compatibility Mode」は残すとのことなので、「今までとどう違うのか」記述上でからは読み取れませんが、今後の新しい「X86-S」アーキテクチャの内部構成が大きく変わり、より64ビットモードが高速処理ができるものとして世に出るような気がしていますので、AMDの動きも今後何かしらあるかもしれませんね。

以上が、Intelの新しい「X86-S」アーキテクチャの概要と注目点です。詳細な情報は、こちらをご参照ください。