Wine 8.6の開発版が公開され、リリースされています。Wineは、Windows上で実行されるプログラムをLinuxやmacOSなどのUnix系OS上で実行するための互換レイヤーで、オープンソースソフトウェアであり、多くのWindowsアプリケーションがLinux上で動作するようになります。

今回のリリースでは、多数のバグ修正が含まれています。特に、Steamクライアントでのゲーム起動に関連する問題が修正されました。また、ファイルシステムを含む多くのDLLファイルが改善され、複数のアプリケーションのパフォーマンスが向上しました。また、Wine 8.6では、Windows 11およびmacOS Montereyでの動作の改善も行われています。

Wine 8.6は開発版であり、リリース版ではありませんが、多くのWindowsアプリケーションをLinux上で動作させるために必要な多数の機能が改善されています。今後のアップデートで、Wineがサポートするアプリケーション数が増えることが期待されます。

 

参考)
以下は、Wine 8.6の開発者による変更ログのリンクです:
URL https://www.winehq.org/announce/8.6

また、WineHQの公式Wikiには、Wineのインストール方法や設定方法などの情報があります:
URL https://wiki.winehq.org/Main_Page

Wineの機能や使い方に関する詳細な情報を得るには、WineHQフォーラムやIRCチャンネルを訪れることをお勧めします:
URL https://forum.winehq.org/
irc://irc.freenode.net/#winehq