覚え間違いタイトル本のリリースで知られる福井県立図書館

福井県立図書館

福井県立図書館は、福井県の県庁所在地である福井市にある図書館です。
来館者から図書館司書のもとに寄せられた、本のタイトルや著者名のさまざまな「覚え間違い」の事例を公表していることで有名になっており、令和3年にはこれらをまとめた書籍もリリースされました。

広告

福井県立図書館のあらまし

福井県立図書館は、国道8号のやや東、北陸自動車道福井インターチェンジに近い、福井市下馬町51-11にあります。
敷地面積は70,246㎡、図書館部分の延床面積は14,297㎡で、地上5階・地下1階のつくりです。
開架エリアだけでも収容能力30万冊、閉架書庫の収容能力は160万冊となっており、「知の殿堂」としてふさわしい巨大な施設です。

開館は平成15年(2003年)ですが、この年度から都道府県人口比による入館者数が10年連続で全国1位となる実績を上げています。
令和4年(2022年)には入館者数が累計1,000万人に達しました。

また、この図書館には文書館、ふるさと文学館、若狭図書学習センターが併設されており、公文書の保管や生涯学習の拠点としての機能なども有しています。

福井県立図書館の利用について

福井県立図書館の開館時間は、火~金曜日が9:00~19:00、土・日曜日・祝日・特別開館日が9:00~18:00となっています。
休館日は月曜日、休日の翌日年末年始、図書点検期間、整理清掃日である毎月第4木曜日です。
特別開館日は7月21日から8月25日までの月曜日および祝日の翌日、12月28日、1月4日となっています。

図書館内の資料は1人10冊まで借りることができ、貸出期間は2週間です。
利用カードは、福井県内に在住・在勤・在学している人を対象として発行されています。

福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」

福井県立図書館では、本のタイトルや著者名をうろ覚えのままレファレンスデスクにやってきた利用者からの相談事例をリストにまとめ、ウェブサイト上で提供する興味深い試みを続けてきました。

令和3年にはこのリストから厳選した90例が『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』として講談社からリリースされました。
このなかにはタイトルにもなっている『100万回生きたねこ』のうろ覚え事例「100万回死んだねこ」のほか、児童書『ぐりとぐら』らしき「うさぎのできそこないが2匹出てくる絵本」など、突拍子もない事例が多く登場しています。