アジングのジグ単の釣りで現在主流で使われているのがエステルのラインだと思うのですが、エステルはゴワゴワで硬くて、しかもブチブチ切れるというイメージでした。そんな中、比較的しなやかなXbraidのD-PETをボクは今まで使ってきました。何せエステルは弱いので釣行毎にラインの先端を1~2メートルほどカットして、という事を繰り返し行うと、当然リールに巻かれたラインは短く少なくなってきます。という事でボクのアジングに使っているリールの糸巻量も少なくなってきていました。なので新しくラインを買って巻き直さなければならなかったのです。
またD-PETをおかわりしようかとも思いましたが、ここにきて先日のにいがたフィッシングショーで触ったユニチカの「強靭エステル」というラインの印象が良かったので、春のアジングシーズンを前にしてこれを買って試してみることにしました。
で、楽天でポチっていた強靭エステル0.3号が届いたので早速巻いてみました。とりあえずスペックは径が0.094mmで、同じ0.3号でも普通直線強度が1.5Lbs.くらいのところこの強靭エステルは1.8Lbs.あります。しかし、何となくの感覚ですがD-PETの0.3号よりも太いかもしれません。あくまで手触りでの印象です。
強靭エステルは240メートル巻です。ということは80メートル3回分、アジングで80メートルは短いかな?とも思いましたが、あえてそれで行くことにしました。今までD-PETの時は100メートルほど巻いていました。なので下巻きのラインの量も変えなくてはなりません。という事で計算します。今はとても便利な事に、釣具メーカーシマノのWebサイトのサポートページに「糸巻量計算ツール」というのがあります。ボクはこのページをiPhoneの画面からダイレクトに接続出来るようにしています。
しかしこのサイトではライン種別でエステルを選択出来ないので普通はナイロンと設定し計算するのですが、上記のように少し太く感じたので敢えてフロロカーボンという事で計算してみました。すると下巻きにナイロン2号(DUELのCN500)を使うのですが、これを36メートル巻けば良いと出ました。ボクが今回巻きたいリールはシマノのC2000Sですがこれの一回転の糸巻量がたしか64cmですので下巻きのラインを56回転分巻けば良いという事になります。まぁ実際はトラブル回避のために少し少なめにするので50回転くらいでしょうか。
という事で巻いてみました。
エステルのラインだと、この巻いている時にプチッと切れてしまう事がありましたがこの強靭エステルは全くそんな気配がありません。本当にナイロンを巻いているような感覚デス。
強靭エステルの方は80メートル毎にシールが貼ってあり、簡単に80メートルという数字が分かります。これもあり、綺麗に巻く事が出来ました。そしてこのエステルの先には当然リーダーを結びます。このリーダーはフロロカーボンの0.8号を多用するので今回もそれにしました。が、しかしお互い透明なライン同士、実に見にくいです。色の着いているD-PETの時には感じなかった見にくさです。ボクはエステルとフロロカーボンの結節には電車結びを使うのですが、これは釣りの現場では3.5ノットの様なより簡単な結び方にした方がチャンスを逃さないかもしれません。特に夜間は!
でも、こうして巻いてみた後の印象も良い感じです。ボクはパリパリ硬すぎるエステルラインよりは多少しなやかで扱いやすい方が好みなのですが、本当に丁度良い感じ。
ラインを巻き直してフレッシュな気分になりましたので、早く使ってみたいです。そういやなんだかんだで今年に入ってまだ釣りはしていませんので初釣りはアジングにしようかな?!、と。楽しみです。