陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

この木何の木、実のなる木 2024

2024-05-04 | 自然・暮らし・天候・行事

空き家の庭に植えていたはっさくの木。
昨年冬から青い実がつけはじめ、二月ぐらいから赤みを帯びた実が増えはじめました。三月になると持ち切れずに落下したのが数個。

最初は酸っぱくて皮も固く、食べれたものではなかったのですが。
四月に入ってくるとかなり熟したのか、食べやすい甘さに。こうなると皮が分厚いのがさいわい。ふつうの手のひらみかんんよりも腐りにくく、量も多いので大満足。市販で買えばひとつ100円以上はするシロモノ。この頃は価格高騰のフルーツが毎日食べられます。

以前の日記にも書きましたが、このはっさくの木、花は咲いたものの、実が成ることはなく。
収穫までに5年はかかりました。今年の収穫はなんと50個近くに! 

昨年はじめて実がついたのは、その前年に別種の柑橘類の苗木を側に植えたから。
はっさくはどうやら一本では受粉しない。別の品種といっしょに栽培した方がよさそう。受粉樹にしたのはいよかんと温州ミカンだったと思うのですが、それらもぼちぼち伸びています。

柑橘類は前年に実がついた枝には花芽がつかない。
なので、なり年と不なり年をくりかえす隔年結果が生じやすいとのこと。夏や秋に伸びる枝を切り返し陽あたりをよくしたほうがよい。しかし、実が成るのか疑問だったので、これまでまともに剪定したことがありませんでした。肥料も植付けした際のみ。

実つきをよくするためには枝をバッサリ刈ったほうがいいのでしょうが、せっかくたくさん花も咲きかけているしで、ためらってしまいます。
ユスラウメの枝を刈りこみ過ぎたら、実らなかった年があったんですよね。樹木は刈る時期をあやまると、花が咲かなかったり、実らずじまいになるので、なかなかデリケートです。

緑肥植物のマリーゴールドを近くの南天の木あたりに植えているせいか、虫はついていないのが、これ幸い。
今年はきんかんもほどほど甘めのものが収穫できました。冬頃、体調不良もあって、網をかぶせられなかったのですが、鳥にあまり突かれてもいなかったのです。

年末年始のあたり、さまざまなことが重なって、心身を損ねてしまい一時期寝たきりに近かったのですが。このはっさくの収穫を機に、生きる喜びが湧いたような気がします。


(2024.05.02)







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